現在、医療機関は経営環境の変化にともない、大きな転換を図らなければならない時期に直面しています。 この事態をもたらした要因としては、日本経済の停滞、少子化、医療保険の本人負担増等による患者数の減少、 2年に1度実施されている診療報酬の改定等が考えられます。 さらに、こうした情報を新聞や雑誌が取り上げることで国民の社会的関心が高まってきたとこが、環境の変化に拍車をかけているといえるでしょう。 これに対応するために、医療機関には需要に見合った戦略の立案と実行が早急に求められています。では、具体的にどうすればよいのでしょうか。
まず大事なことは、医療機関が現在おかれている状況の分析を正しく行うことです。
■環境の分析
医療制度の方向性、地域の経済性、人口分布、競合する医療機関の有無、立地環境等、医療機関を取り巻く状況を分析します。
■医療機関内の分析
診療行為の漏れ、医療設備の使用状況、診療報酬の請求漏れ、診療報酬の支払状況(返戻率・減点率)、財務体質等、医療機関の収益とコストの状況を分析します。
次に分析結果を踏まえ、戦略を選びます。例えば、診療科目の新規開設(新しい医療機器の導入)、増床、施設の増設、従事者の雇用、従事者の教育等の戦略が考えられるでしょう。
そして選んだ戦略を実行に移すことにより、患者さんからの評価の向上、患者数の増加、収益性アップが見込まれ、結果として安定した経営と地域住民に満足してもらえるサービスを提供し続けることが可能となります。
戦略を選ぶ際には、一定水準の利益とキャッシュフロー(現金の流れ)を確保し、長期的な資金需要に耐えうる体制が備わっていることが重要になってきます。 資金は有限であり、戦略は限られた、資金・資源を利用して実行せざるを得ません。当然ながら資金をふんだんに使えば多くの戦略を実行に移すことができるわけです。
資金のニーズに対して既存の金融機関では素早い対応が望めないのが現状です。では、医療機関自体の収益を上げる、となっても容易にできるものではありません。
■新たな資金調達手段の確立
二ヶ月かかる診療報酬ですが、診療報酬債権流動化のサービスを利用することにより、最短5日で診療報酬を手にすることができます。 また、サービスを利用することにより、キャッシュフローの一時的増大、バランスシートのスリム化が図れ、病院経営を安定させることができます。
■収益性の向上
レセプトコンサルティングにより、収益構造の改善を図ります。レセプトの改善や、診療行為のチェックにより、収益改善が望めます。
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